形成外科|岐阜県各務原市の形成外科・美容外科・美容皮膚科 - かかみがはら形成外科クリニック
形成外科
形成外科
PLASTIC SURGERY
ガラスなどで指を切ってしまった、転んで擦り傷ができてしまった、などのけがをした時は小さな傷だから大したことはないと自己判断はせず、受診されることをおすすめします。
特に顔などの目立つ部位の傷は、綺麗に治すために適切な初期治療が大切です。縫合が必要な深い傷では、形成外科における特殊な方法で縫合を行っていきます。傷が治癒した後でも、適切なアフターケアや傷痕の治療も行います。お子様の傷もお気軽にご相談ください。
湿潤療法などの創部に適した治療と自宅での処置方法をお伝えします。
傷が深い場合は、麻酔を使用し縫合処置を行います。
日常生活において、もっとも多い外傷の一つで熱湯や蒸気など、熱いものに接触することにより、皮膚が損傷された状態を言います。重症度により治療方法が異なっており専門の医師の診断が必要です。早く治癒することで傷痕が残りにくくなります。
受傷直後は速やかに冷やしてください。水道水やシャワーなどの流水で5分から30分程度は行います。
やけどの種類により、治療法が異なってきます。
ほくろとは、医学用語で「色素性母斑」と言い、皮膚に生じる腫瘍のひとつです。大小さまざまで平坦なものから盛り上がったもの、黒いものから茶色(褐色)のものまであります。
母斑細胞が表皮と真皮の境目もしくは真皮の中に存在して、メラニン色素を作り出すために、褐色や黒色に見えます。最初は小さくても、ゆっくり大きくなって隆起してくることも多いです。
ほとんどが良性の場合が多いですが、まれに悪性の場合もありますので、ご心配な方はご相談ください。
悪性のほくろのポイント
ほくろを楕円形に切除し、皺に沿って縫合し目立たなくする手術です。
位置や大きさなど、状況により、切除可能かどうかを診察します。希望があれば病理検査を行い悪性か良性の診断を行います。
直径5mm以下のほくろの場合は焼灼法での治療が可能です。電気メスにてほくろを焼灼していきます。
切除法または焼灼法の判断は、診察の上で判断を致します。
イボとは、皮膚から盛り上がってできる小さなできもののことを言います。イボは大きく分類すると、2種類あり、「ウイルス性によるイボ(尋常性疣贅)」と「加齢によるイボ(脂漏性角化症)」に分かれます。
尋常性疣贅
ウイルス性のイボのことをいい、ヒト乳頭腫ウイルスの感染によって発症します。放置しておくと大きくなったり、数が増えたり、手から足などへ移っていきます。
脂漏性角化症
加齢とともにできるイボで、顔や頭など日光の当たるところに多発します。できる場所や個数も大きさも様々です。
電気メスにより、イボを焼く治療となります。1度の治療で完治するケースが多く、傷痕も目立ちにくいため、有効的な治療とされております。個数や大きさにより、使用が難しいケースがありますので、ご相談ください。
大きなイボなどは切除し、皺に合わせて綺麗に縫合します。希望があれば病理検査を行い悪性良性の診断を行います。
なかなか治癒しない場合は、内服薬を使用するケースもあります。こちらは数週間行わないと効果が認めにくいため、中長期的に行って頂くことをお勧めしております。
皮膚の上皮成分が皮内や皮下に落ちて袋を形成し、その中に粥状の垢や皮脂などの老廃物が貯まってできた良性の腫瘍です。はじめは小さなシコリの状態であることが多いですが、次第に大きくなり、独特の臭いを生じることがあります。
細菌感染により、炎症を起こすことがあります。化膿し、強い痛みや腫れを生じた場合には、できるだけ早く、膿を出すことが必要となります。粉瘤はニキビと勘違いされるケースが多く見られますが、自然治癒することはありません。粉瘤は腫瘍が袋状になった状態のため、それらを取り除く必要があります。
感染のない場合は手術にて摘出します。
炎症性粉瘤
感染が軽い場合は、抗生剤や抗炎症剤の投与で鎮静化させてから摘出します。感染が高度の場合は、切開・排膿して開放治療を行い、傷が落ち着いた後、数ヶ月ほど期間を置いて摘出します。感染のない場合に比べて治療期間が長くなります。
脂肪腫とは脂肪のかたまりのことで、脂肪細胞からなる良性の腫瘍です。皮下に発生する軟部組織の腫瘍の中では最も多くみられます。身体の各部に発生しますが、背部、肩、頸部などに多く、次いで上腕、臀部、大腿などに多くみられます。大きさは数mmの小さなものから、放置することで直径が10cm以上に成長するものまでいろいろです。
粉瘤(アテローム)と混同されることもありますが、脂肪腫は化膿して臭いがするといった症状は見られません。脂肪腫も粉瘤同様、手術で摘出しない限りは、自然に消滅することはないため、良性腫瘍ではありますが、大きく成長する前の早めの治療をおすすめしております。
腫瘍の直上を切開し、周囲の組織から剥がして摘出します。摘出後は、血腫(血が溜まる)を予防するため十分に止血し、必要に応じてドレーンを挿入し、圧迫固定します。
眼瞼下垂とは、まぶたが重く、目が開きにくい状態を言います。
先天的な原因や加齢、コンタクトレンズ装着での過激な刺激で、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能が弱まることで眼瞼下垂が起こります。眼瞼下垂になると通常よりもまぶたを開こうとするのに力を入れてしまい、おでこに力が入り、シワができたり、頭痛や肩こりの症状が出る方もいます。
余剰(弛緩)して垂れさがった上眼瞼皮膚を切除する方法です。上眼瞼皮膚を切除する場合と、眉毛下で皮膚を切除する場合があります。余っている皮膚を取り除く量を決めて切除します。その後は細い糸できれいに縫合閉鎖します。
睫毛を押し下げる余った皮膚がなくなるので目を開くのが楽になります。
挙筋腱膜を瞼板に縫い付ける手術です。上まぶたの皮膚を切開し、たるんだ腱膜や筋肉を前方に引っ張り、糸で瞼板に縫い付けます。この手術により腱膜のたるみが改善し、上眼瞼挙筋の力がしっかりと瞼板に伝わり、十分にまぶたが開くようになります。
上眼瞼挙筋の機能低下が強く、挙筋前転術では改善できない重度の眼瞼下垂症に対して主に行われます。太ももの筋膜や糸などを用いて瞼板とおでこの筋肉を繋ぎ合わせる手術です。これにより、おでこの筋肉を利用した眉毛を上げる動作で、まぶたを開くことができるようになります。
逆さまつげとは、通常外側に生えているまつ毛が目の内側に向かって生えている状態のことを言います。睫毛内反と睫毛乱生の2種類に分かれます。定期的にまつ毛を抜いていても悪化していくとされており、手術による根本治療をおすすめします。
睫毛内反
睫毛乱生
手術にてまつ毛の毛根を切除したり、電気焼灼することにより生えてこないように治療します。
あざとは、皮膚の色が周囲と比べて違って見える状態で、大きく分けて、4つの種類に分類されます。
赤あざは「血管腫」と呼ばれ、皮膚の血管が膨らんだり増えたりしてできたあざのことを言います。
青あざは皮膚の深いところにあるメラニン細胞が集まってできるあざのことを言います。
茶あざは皮膚の中で多くのメラニンが生まれていることにより、周りの皮膚より茶色く見えるあざのことを言います。
母斑細胞という、メラノサイト(紫外線の刺激で日焼けしたときの色素メラニンを作る細胞)の異常細胞が集まってできた母斑のことを言います。
あざの種類や症状により治療方法が異なります。自然経過で消滅するのか、レーザー治療を行うのか、しっかりと診察を行い、判断致します。レーザー治療の場合は、レーザーを組み合わせ、従来の治療方法で対応が難しかったあざに対しても、より効果的なアプローチをしていきます。
けがや手術のあとが赤く盛り上がり、硬くなっている症状を肥厚性瘢痕と言います。また、瘢痕の線維成分が過剰に増殖すると、ケロイドと呼ばれる症状となります。ケロイドと肥厚性瘢痕の違いは、ケロイドの場合は元々あった傷痕からはみ出すように拡大して大きくなるのに対して、肥厚性瘢痕の場合は元々の傷痕からはみ出すように大きくなることはありません。
巻き爪とは、爪が圧迫され爪の端が内側に巻き込まれた状態を言います。サイズの合わない靴を履いたり、深爪の状態が続くとなりやすいとされています。爪が足指に食い込み、疼痛や炎症を起こす場合があります。
正しい爪切り方の指導、靴の選択、衛生管理などのフットケアや、爪の端と皮膚が接する部分の保護、ワイヤーなどの矯正具による爪矯正などを行います。
毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌などの細菌が加わって炎症を起こした状態で、様々な要因が関与する慢性の炎症性疾患です。思春期以降にできることが多く、進行すると硬いしこりや、膿を持つこともあります。
炎症の急性期や維持期などの症状に合わせて外用薬や内服薬を併用し、治療を進めていきます。また、ご要望によっては、レーザー治療・エレクトロポレーション・ピーリングなど更なる効果が期待できる施術もご提案をさせて頂いております。
ニキビ跡の瘢痕・クレーターなどに対しては、「ダーマペン」・「フラクショナルレーザー」をおすすめさせて頂いております。診療の上、適切な治療方法をご提案致します。