1. 主成分:ポリDL乳酸(PDLLA)による肌再生効果
ポリDL乳酸(PDLLA)は、トウモロコシやジャガイモ、サトウキビなどの自然由来のでんぷんを科学的に処理して生成された乳酸をベースとした高機能素材です。医療現場でも縫合糸やステントの素材として活用されるほどの安全性と生体適合性を誇ります。
PDLLAが線維芽細胞を活性化させ、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった美肌成分の生成を促進します。
2. 高い安全性:FDA・MFDS承認済の信頼できる製剤
PDLLAは、日本の厚生労働省にあたるアメリカのFDA(食品医薬品局)や韓国のMFDS(食品医薬品安全処)において使用が承認された、安全性の高い製剤です。
医療用として長年使用されてきた実績があり、肌内部で自然に吸収される素材であることから、アレルギー反応や拒絶反応などが極めて起こりにくく、安全性が高いことも特長です。
3. 効果の持続期間:1〜2年にわたる長期的改善
従来のヒアルロン酸注射などに比べて、長い持続性を持ちます。体内でゆっくりと分解されながら、長期間にわたってコラーゲンの生成を促すため、効果の持続期間はおよそ1〜2年間に及びます。
4. ナチュラルで滑らかな仕上がり
皮膚の深部からゆっくりと肌を再生していく仕組みを持っているため、自然で滑らかな変化を重視する方に最適です。肌が少しずつふっくらとしてハリが出てくるため、「いかにも注入した」という不自然なボリュームアップとは異なり、素肌力を高めるような美しさが実現できます。
5. 多彩な肌悩みに対応可能
多機能型の注入製剤のため、小じわやたるみ、毛穴の開き、ニキビ跡、目の下のクマ、さらには肌全体のハリや弾力の低下などにも効果的です。土台から整えるため、施術後は肌質そのものが変わったようななめらかで引き締まった印象を実感することができます。
ジュベルックの施術回数とおすすめのスケジュール
ジュベルック(Juvelook)は、肌の内側から再生力を高めることで、自然で若々しい素肌美を実現する次世代型の注入治療です。その効果をより確実に、そして持続的に引き出すためには、計画的な施術スケジュールが大切です。
【基本の施術回数】
★1ヶ月に1回 × 3回(計3回の施術が1クール)
ジュベルックの基本的な施術プランは、1か月ごとに3回の注入を行う「1クール」から始まります。これは、コラーゲン生成が活性化し肌の構造がしっかりと整うまでの土台づくりにあたります。スケジュールの都合により1〜2ヶ月ほど間隔が空いても問題ありませんが、継続的な治療によって効果が最大限に引き出されます。
【効果の実感時期】
効果が徐々に現れるのがジュベルックの特長です。早ければ施術後2週間〜3週間ほどで実感できる方が多いです。ただし、効果が実感できるタイミングは個人差が大きく、人によっては数回施術をした後に肌の変化を実感できる方もいます。
多くの方が3回目の施術後から3〜6ヶ月後に、ハリや毛穴の引き締まり、小じわの改善などを実感されています。即効性がない理由は、ジュベルックに含まれる「ポリ乳酸(PDLLA)」が、肌の自己再生力を高めながらコラーゲンやエラスチンの生成を促すため、肌の内側から少しずつ変化が現れるからです。
【メンテナンス施術】
★年に1回(または半年に1回)が目安
基本施術が終了した後は、年に1回のメンテナンス注入を行うことで、美しい肌状態を長期的に保つことができます。肌の状態や年齢によっては、半年ごとの施術を選ぶ方もいらっしゃいます。PDLLAは、体内で約1年半かけてゆっくりと分解されるため、その間もコラーゲン生成は継続されます。肌の自然な再生サイクルに寄り添った、「育てる美容」が叶います。
メリット、デメリット
【メリット】
1. 持続的な肌質改善効果
ジュベルックはポリDL乳酸(PDLLA)が1〜2年かけて体内でゆっくり分解されるため、コラーゲン生成が持続し、長期的な美肌効果が期待できます。
2. 自然な仕上がり
即効的なボリュームアップではなく、自分自身の肌再生力を活かして少しずつ変化するため、ナチュラルな若返りを実現できます。
3. 多様な肌悩みに対応
小じわ、たるみ、毛穴、ニキビ跡、クマなど、複数の症状に同時にアプローチできる点も大きな魅力です。
4. 高い安全性
医療分野でも使用されるPDLLAを採用し、アメリカや韓国でも承認済み。副作用も比較的軽度で、赤み・腫れなどは数日で自然に治まることがほとんどです。
5. メンテナンス頻度が少ない
メンテナンスは年に1回程度の施術で効果維持が可能。忙しい方にも適しています。
【デメリット】
1. 効果が現れるまでに時間がかかる
施術から数週間〜数ヶ月かけて徐々に現れるため、即効性を求める方にはやや不向きです。
2. 初期費用がやや高め
長期的に見ると施術回数が少なく済むためコストパフォーマンスは良好です。
3. 注入後のダウンタイム(軽度の腫れ・内出血)
個人差はありますが、赤みや内出血が見られる場合があります。大事な予定の前には施術時期を調整することをおすすめします。
治療方法
■ 手打ちによる局所注入
患者様のお悩みや症状に応じて、注入箇所・注入量・深さを細かく調整しながら施術を行います。顔全体はもちろん、目元のクマやほうれい線、小じわ、毛穴、ニキビ跡、傷跡など、気になる部分へのピンポイント注入も可能です。
局所的な凹みの改善にも効果的で、自然な仕上がりを重視される方にも適した方法です。