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熱破壊式と蓄熱式の違いについて|岐阜県各務原市の形成外科・美容外科・美容皮膚科 - かかみがはら形成外科クリニック

熱破壊式と蓄熱式の
違いについて

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Thermal Methods

熱破壊式と蓄熱式の違いについて

熱破壊式と蓄熱式の違い

医療機関で受けられる医療脱毛には、熱破壊式と蓄熱式の2種類の脱毛方法があります。

熱破壊式とは

熱破壊式は、毛を作り出す細胞である「毛母細胞」と毛母細胞に栄養を受け渡す「毛乳頭」をターゲットにした脱毛方法です。毛母細胞や毛乳頭は毛の最も深い位置にあります。そのため、レーザーを毛穴の奥まで届かせるために高出力のレーザーを1発ずつ照射する必要があります。
レーザーが毛のメラニンに反応することでターゲットへ熱エネルギーを送ることができる仕組みです。そのため、産毛や色素の薄い毛はメラニンが少なく反応が乏しい場合があります。また毛周期にも左右されやすい施術です。
高出力のレーザーのため、施術時の痛みやお肌への刺激が強くなる傾向にあります。また、波長の種類によっては肌トーンが暗い方は火傷のリスクが高くなることから照射ができない場合があります。
熱破壊式では、脱毛の照射中にポップアップ現象という毛が飛び出す現象が起こります。施術中に毛が飛び出し、飛び出さなかったものも施術後2週間くらいで徐々に抜け落ちるので、脱毛効果がとても感じやすいと言えます。
熱破壊式は1発ずつ照射することで、どの施術者にも再現性が高い施術方法のため、効果の効き方にも安定性があります。

熱破壊式とは

熱破壊式のメリット・デメリット

メリット

  • 脱毛効果を感じやすい
  • 濃く太い毛が得意
  • 再現性が高いため、施術者が変わっても効果の効き方が安定している

デメリット

  • 施術時痛みや肌の刺激が強い
  • 毛周期に左右される
  • 産毛が苦手
  • 肌トーンが暗いと火傷リスクが高い

蓄熱式とは

蓄熱式は「バルジ領域」をターゲットにしています。バルジ領域は、毛を作る毛乳頭に向けて指令を出し発毛を促す働きを持っています。毛母細胞や毛乳頭よりも浅い位置にあるため、熱破壊式のように高出力で照射する必要はありません。低出力のレーザーを連続照射し熱を毛の組織にため込ませる(蓄熱させる)ことでダメージを与えられます。そのため、毛のメラニンに左右されず産毛や色素の薄い毛の脱毛効果も期待できます。また、毛ではなく周囲の組織に作用するため毛周期の影響も受けにくいです。
蓄熱式は1発ずつが低出力のため熱破壊式のような強い痛みはなく、照射されてもじんわり温かい程度です。低出力のレーザーのため火傷リスクが低く、肌トーンが暗い方も施術が受けられます。
蓄熱式では、脱毛の照射中にポップアップ現象は起こらないです。施術中に毛が飛び出さず、飛び出さなかったものも施術後すぐには抜け落ちないので、脱毛効果がとても感じにくいと言えます。3〜4週間くらいでようやく毛が抜け落ちてくることがあります。
蓄熱式は施術者によっては再現性が低い施術方法のため、効果の効き方にも安定性がありません。

蓄熱式のメリット・デメリット

メリット

  • 施術時痛みや肌の刺激が小さい
  • 毛周期に左右されにくい
  • 産毛が得意
  • 肌トーンが暗くても照射できる

デメリット

  • 脱毛効果を感じにくい
  • 再現性が低いため、施術者が変わると効果の効き方も変わることがある

summarize

熱破壊式と蓄熱式の特徴まとめ

熱破壊式とは、高出力のレーザーを1発ずつ照射して発毛組織を破壊する照射方法です。レーザーが直接毛に作用するため、短期間で脱毛効果が実感できます。

蓄熱式レーザーとは、低出力のレーザーを連続照射して毛根にあるバルジ領域のみを破壊する照射方法です。低出力で脱毛するため痛みは軽減できますが、脱毛効果を感じるのに時間がかかります。

熱破壊式 蓄熱式
照射方法 強いエネルギーを1発ずつ
照射する
弱いエネルギーを連続で
照射する
ターゲット 発毛組織
(毛根の毛母細胞・毛乳頭)
バジル領域
(毛の生成を促す司令塔)
脱毛効果 すぐに実感しやすい 時間がかかる
痛み 痛みや肌へのダメージが強い 痛みが弱く
肌へのダメージも少ない